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PET-CTはPETと同時にCT撮影を行います。

このため、PETの得意とする「がん」の有無に加えて病気の部位や広がりがよく分かり、従来のPET検査より正確な診断を得ることができます。

 

PET-CTは、癌がブドウ糖を多く消費するという特異性に着目し、陽電子を放出するブドウ糖類似の検査薬(FDG)を静脈に注射し、体内での集積を見ます。

 

癌があれば、FDGは 病巣に多く集積して、画像上に現れます。また、癌が見つかるだけではなく、進行度も分かります。しかしPET検査では病巣を確認することはできますが、正確な位置を確認することは難しく、病巣の位置は別にCTで撮影して確認していました。

 

PET-CT検査はPETとCTの機能を組み合わせ、同時に撮影することが出来るのでより早くより正確な診断が可能となります。

 

当クリニックでは、神戸大学放射線医学教室・先端医療センターとの連携で、最新のPET-CT検診システムが構築されています。がん検診クリニックでは国内で唯一、アカデミーからの放射線医学の専門スタッフが常駐しており、正確・詳細且つ安全なPET-CT検査を受けることができます。

 

PET-CT検査では、最初にグルコース(ブドウ糖)にポジトロン核種(陽電子放出核種)合成した薬剤18F-FDG(フルオロデオキシグルコース)を投与しま。そのポジトロン核種はまわりの電子と反応して放射線(γ線)に変わり、このγ線の場所と量がブドウ糖を消費するがん細胞の目印となります。

 

大きな特徴は、CT画像を使い、放射線が体のどこから出ているのか、又、検出されるまでにどのくらい減衰(弱くなる) しているかを吸収補正といいますが、これを調べることで検査時間がPET単体装置に比べ飛躍的に短縮できます。そして、従来のがん検診では、腫瘍の大きさが1cm程度で発見されてましたが、PET-CT検査では、5mm程度での早期発見が可能となりました。

PET-CT  

 

 

 

PET-CT装置

検査衣のまま横たわって約20分。

その短時間の間に、全身のガンチェック。

検査による身体的・精神的負担は激減。

PET-CT検査は、一度の短時間の検査で、全身のがんの病巣の広がりを発見できることが一番大きな利点です。PET-CT検査では異常のある部分がはっきりと光るため、従来のがん検査に比べて、『見落とし』というのが激減しました。従って、がん治療の前の病巣の広がりや転移の有無が診断でき、治療後はがんの再発や遠隔転移の防止に大いに役立つのです。

 

当院で使用する【18F】FDGは、日本核医学会および日本アイソトープ協会が定めるガイトラインに準拠し、 院内で当日製造し品質検査に合格したものです。
この薬剤による副作用の心配はありません。
PET検査1回の被曝量は胃透視約1回~2回分です。
これは人が1年間に自然に受ける放射量とほぼ同等で、 この線量で放射線障害が起きることはありません。
(ただし、妊娠している方は検査できません)

 

膀胱・腎臓・尿管・前立腺・子宮頸部・肝細胞・消化器粘膜内など。

 

★ FDGは尿から排泄されるので腎臓や尿管、膀胱に強く集積します。

  また、糖代謝の盛んな 脳や心臓に強く集積します。
★ 肝臓や胃などFDGが集積しにくいものがあり診断できないことがあります。

  (内視鏡や他の検査を受けられることをお勧めします)

★ FDG-PETは5mm以下の小さな細胞など糖代謝の低い細胞は診断できません。

★ FDGは炎症は甲状腺腫、大腸腺腫などの疾患にも集積します。

 

このため、これらの臓器の診断は難しくなります。

 

頭頸部・肺・乳房・膵臓・大腸・食道・卵巣・子宮体部など 。

 

血糖値が150mg/dlを越えるとFDG集積は低下し、検出がしにくくなります。

 
 
※検査直前に血糖の簡易測定を行いますが、 この時点で血糖値が200mg/dl以上の場合は診断能力が       低下するため、検査を中止させていただくことがあります。